海水魚アクアリウムは、美しい海の生態系を自宅で楽しむことができる趣味として人気です。中でもハードコーラルを使った水槽づくりは、ロマンがありレイアウトの可能性を大いに高めてくれます。ハードコーラルは、美しい色彩や形状を持つサンゴの一種で、アクアリウムの中での存在感が抜群です。今回は、ハードコーラルサンゴの初心者の方に向けて、選び方のポイントやレイアウト方法、おすすめのハードコーラル9選を紹介します。
目次
【1】ハードコーラルとは?魅力や特徴を解説
ハードコーラルは、海洋生物の一種であるサンゴの一部です。サンゴは、海底に広がるサンゴ礁を形成する生物であり、その中でもハードコーラルは特に注目される存在です。ハードコーラルは、石灰質の骨格を持っており、そのため非常に堅牢で丈夫な特徴があります。この骨格は、サンゴが海水中からカルシウムを吸収し、体内で合成することによって形成されます。
さらに美しい色彩や複雑な形状を持っており、アクアリウム内での存在感が際立っています。さまざまな種類のハードコーラルが存在し、それぞれ個性的な外観を持っています。例えば、ブレインコーラルは、その名の通り脳のような形状をしており、柔らかな色合いが特徴です。一方で、スタガホーンコーラルは、枝分かれした形状を持ち、鮮やかな色彩が魅力です。
また、魚や他のサンゴと比べて非常に堅牢であり、長い期間にわたって成長し続けることができます。そのため、アクアリウム愛好家にとっては、飼育が難しいとされることもあります。ハードコーラルの飼育には、特定の水質や光の条件を整える必要があります。また、飼育環境が不適切な場合、ハードコーラルは死んでしまうこともありますので、注意が必要です。
そしてレイアウトの美しさを再現するために、アクアリウム内で人気のある存在です。その美しい色彩や形状は、まるで海底の花園を思わせます。アクアリウム愛好家は、ハードコーラルを飼育することで、自宅で海の世界を楽しむことができます。ハードコーラルは、魚との共生関係を築くこともあり、アクアリウム内で生態系を再現する醍醐味とも言えます。
【2】ハードコーラルの選び方のポイント
ハードコーラルを選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
1.飼育難易度
初心者向けのハードコーラルは、丈夫で飼育が比較的容易な種類を選ぶことが重要です。飼育が難しい種類だと、初心者が上手に管理することができず、コーラルが弱ってしまう可能性があります。そのため、初めてハードコーラルを飼育する場合は、飼育難易度が低い種類を選ぶことをおすすめします。
2.成長速度
ハードコーラルは成長が遅いため、水槽内でのバランスを考えて選ぶことが大切です。成長が速い種類は、水槽内でのスペースを圧迫する可能性があります。また、成長が遅い種類は、水槽内での存在感が薄くなってしまうかもしれません。そのため、水槽のサイズや他の生物との相性を考慮しながら、成長速度を選ぶことが重要です。
3.色彩と形状
ハードコーラルは美しい色彩や複雑な形状を持っていますので、自分の好みに合ったものを選ぶことが大切です。色彩が豊かな種類は、水槽内に明るさや活気を与えてくれます。また、形状が複雑な種類は、水槽内の景観をより魅力的に演出してくれます。自分の水槽のイメージやテーマに合わせて、色彩と形状を選ぶことで、より一層水槽を楽しむことができるでしょう。
【3】おすすめハードコーラル9選
おすすめのハードコーラルをご紹介します。ハードコーラルは、サンゴの仲間であり、美しい形状や鮮やかな色彩が特徴です。水槽内で育てることができ、飼育者の目を楽しませてくれます。
1.ミドリイシ
画像引用:https://kuroshio.or.jp/creature/%E3%83%9F%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%82%B7/
ミドリイシは、一般的に想像されるサンゴ礁を形成しているサンゴになります。また、成長が早く、手入れも比較的簡単です。ハードコーラルの中では最も初心者向けと言えます。
2.コモンサンゴ
画像引用:https://yadokariya.jp/shopdetail/000000005669/
コモンサンゴは、多くの種類が存在し、それぞれが美しい形状や色彩を持っています。水槽内での飼育も容易で、初心者にもおすすめです。成長も早いため初心者にもおすすめです。
3.キッカサンゴ
画像引用:https://yadokariya.jp/shopdetail/000000007542/
キッカサンゴも魅力的なハードコーラルの一つです。キッカサンゴは、独特な形状を持ち、水槽内での存在感があります。また、他のサンゴや魚との相性も良く、水槽内の生態系を豊かにします。
4.オオバナサンゴ
画像引用:https://yadokariya.jp/shopdetail/000000003328/
オオバナサンゴは、大きな花のような形状が特徴で、水槽内での存在感があります。また、鮮やかな色彩も魅力的です。水槽内での飼育には注意が必要ですが、美しい姿を楽しむことができます。
5.キクメイシ
画像引用:https://yadokariya.jp/shopdetail/000000003328/
キクメイシもおすすめのハードコーラルです。キクメイシは、花のような形状のものが群体となっており、鮮やかな色彩が特徴です。水槽内での存在感があり、他のサンゴや魚との相性も良いです。
6.ハナガタサンゴ
ハナガタサンゴは、美しい花のような形状を持ち、水槽内での存在感があります。また、鮮やかな色彩も魅力的です。水槽内での飼育には注意が必要ですが、美しい姿を楽しむことができます。
7.ハナサンゴ
画像引用:https://churaumi.okinawa/blog/1630917679/
ハナサンゴもおすすめのハードコーラルの一つです。柔らかそうなのでソフトコーラルぽいですが、ハナサンゴはハードコーラルになります。美しい花束のような形状を持ち、鮮やかな色彩が特徴です。水槽内での存在感があり、他のサンゴや魚との相性も良いです。
8.ミズタマサンゴ
画像引用:https://churaumi.okinawa/sp/fishbook/00000044/
ミズタマサンゴは、水滴のような形状を持ち、特徴的な形状です。水槽内での存在感があり、他のサンゴや魚との相性も良いです。成長は遅く飼育難易度もそこそこ高くなっています。
9.トーチコーラル
画像引用:https://www.petballoon.net/product/112573
トーチコーラルは、触手が集合したような見た目です。水槽内での存在感があり、他のサンゴや魚との相性も良いです。飼育はポリプが溶け出すブラウンジェリーといった現象など、水質に左右されやすい特徴があります。
これらのハードコーラルは、それぞれが個性的な形状や色彩を持っており、水槽内での存在感があります。飼育者の目を楽しませるだけでなく、他の生物との相性も良いため、水槽内の生態系を豊かにすることができます。是非、水槽内に取り入れてみてください。
【4】ハードコーラルのレイアウトのポイント
ハードコーラルを水槽内で効果的に配置するためのポイントは、以下の3つです。
1.高さの違いをつける
ハードコーラルを配置する際には、高さの違いをつけることで、立体感を演出します。石をいくつも置いたり、大きいものから奥に設置していくようにしましょう。
2.色のバランスを考える
ハードコーラルの色彩をバランスよく配置することで、水槽内の美しさが際立ちます。ブルーライトを当てると綺麗に発色するサンゴも多いので、ブルーライトを当てながら試してみるのもいいと思います。
3.隠れ家を作る
ハードコーラルは、魚や他のサンゴが隠れる場所としても利用されますので、隠れ家を作ることを心掛けましょう。隣の石との間隔にも意識していくととても良いです。
【まとめ】
初心者の方におすすめの海水魚アクアリウムには、ハードコーラルを使った水槽づくりがあります。ハードコーラルは、美しい色彩や形状を持ち、アクアリウム内での存在感が抜群です。選び方のポイントやおすすめのハードコーラル9選、レイアウトのポイントを押さえて、自分だけの美しい海の世界を作り上げてみてください。
著者名:はっせ アクアリウム暦10年以上、YouTube登録者数1000人を超え、その他SNSでも 数千人にフォローワーがいる。 アクアリウムは水草〜サンゴ水槽と幅広くレイアウトしており、アクアリウムをもっと 多くの人に楽しんでもらいたいという思いでサイトを立ち上げた。 無料相談はこちら→
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